猪さばいたり
朝6時半、甥っ子に起こされました。
22歳が7ヶ月に起こされることになるとは。
朝飯食ってたら、玄関からお義兄さんを呼ぶ声が。となりの猟師さんが、今日さばく猪を軽トラごと置いていってくれました。
2日前、罠にかかってたそうです。
猟師さんは仕事があると言って、別の車で出かけていきました。
猟師さんにとっては、猪さばくのってそんな一大イベントじゃないみたいです。
外で雑に置き去りにされた猪見て唖然としてたら、親子連れが2組ほどと、おじさん1人が来ました。
そのあともう1人来たおじさんが、仕事に行っちゃった猟師さんに代わってさばき方を教えてくれ、猪の解体が始まりました。
※以下、猪の解体中の写真を掲載します。苦手な方はご注意ください。
皮を剥いで、、、
足をもぎます
頭取るにはは骨を切断する必要があるので、セイバーソーで。
解体工してた時、鉄骨とか切るために使ってたセイバーソー。
こんな使い方もされてたのか、お前。
胴体は、肋骨から肉を剥がしていきます。
猪の股関節。
「球状関節」とは言いますが、ここまで「球」とは。
肋骨周りは、肋骨ごと手頃な大きさに。
このまま煮込むと美味いらしい。
小学生の女の子がモリモリ肉切り分けてました。やるなぁ。
猪がすっかり肉塊に。
美味しそうですが、近くで嗅ぐと豚肉とかとは違ってやっぱりクセがある。
スーパーで買う豚肉とか牛肉にクセがないのは品種改良の賜物で、昔狩って食ってた肉とかはみんなクセがあったんだろうなぁとか思ったり。
スパイスが重宝されてた理由がわかる気がします。
ずっとまな板代わりに使ってるこの板は、コンクリ打ちの型枠に使われる板。こんな使い方もされてたのか、お前。
部位とか分ける事もなく、ポイポイジップロックにほりこまれた肉塊たちは、ご自由にお持ち帰りくださいスタイルでした。
半分くらい持って帰ってもらったけど、それでもまだだいぶ量があって、冷凍庫がパンパンに。
食べれない部位は、後で畑に埋めて土に返すそうです。
みんなで片付けして、来てたみんなとさようなら。
後から聞いたら、親子連れのうち1組が姉たちが移住前、移住体験ツアーの時に知り合ったご家族。もう一組はその家族のお友だちで、姉たちも初対面。さばきかた教えてくれたおじさんと、もう1人のおじさんは近所の人で、家族らとは初対面。
挨拶もなく、自然に会話しながら猪さばいてたから全然気づかなかったけど、ほぼみんながみんな初対面同士だったみたいです。猪さばきという強力なコンテンツはコミュニケーションを円滑にするのです。。。
昨日は着いたのも遅かったので、改めて家の周りを散策。
姉宅。大正時代の建物だそう。
蔵と納屋。前の持ち主が置いていったものが色々と残ってます。ゴミとかじゃなくて、ちゃんと使えるものばかり。
干し柿の施設?って言ってた建物
原っぱ
これら、全部で、50万足らずで譲ってもらったらしい。小枝不動産もびっくり。
更に、移住に際して補助金も出たらしいので、タダみたいなもの。
ただ、これから改修しなければいけないところもあるらしく、それでお金がかかるとのこと。とはいえ、トイレはウォシュレットついてるし、バリアフリーだし、今住む分には全く不便なさそう。
お昼ご飯食べて、昼からは気まずい名前のスーパーに買い出しに行きました。何がどうなったらその三文字選ぶんだ。
帰ってきて、甥っ子と姉夫婦と4人で近所を散歩。
めちゃくちゃいい天気で、甥っ子ちゃんは父さんに高い高いしてもらってご機嫌。幸せの絶頂を迎えた気がします。ひとの人生ですが。
帰って、車で夜高祭(よだかまつり)という祭を見に行きました。
綺麗な山車がいっぱい並んでたんですが、この祭、町対抗で鉢合わせた山車をぶち壊し合うというイかれた祭みたいです。
僕らは、甥っ子ちゃんが泣きだしちゃったのと、明日が早いというのもあって、ぶち壊し合いが始まる前に退散。
近所の祭りを見に行くという感じで誘われて、僕も帰ってくるまでそんな感覚だったのですが、後からナビで調べたら11km離れたところまで行ってたみたいです。スケールが違う。
明日はよいやさ祭というお祭りで、神輿を担がせてもらってきます。
こっちでは10時就寝がデフォ。
夜弱い自分にとっては非常にありがたいです。。。