すごく日記です

ひとり、またひとりと仲間が京都を去る。

先に社会に旅立って行く。

 

先に社会に旅立った先輩と、今、旅立とうとする同期と酒を飲んだ。

先輩の姿に夢を見て、過去の夢を笑い飛ばす。

 

「夢を持て」

嫌いな言葉だった。

聞くたびに、今の自分に「これが夢です。」と胸を張って言えることがあるのかと、自責の念に駆られた。

 

今、思う。

夢ってそんなデカいことじゃなくていいんだ。

叶わぬ夢を責める必要もない。

儚く散った夢を笑い飛ばせる、仲間がいる。

儚く散った夢を笑いながら飲んだ酒を、次の夢を追う力にすればいい。

 

叶うかなぁ。叶えなきゃ。

叶わなくても笑えばいい。

かき分けてかき分けて、進む。

ありがとう

就活やら、仕事やらで同期を残して、教育を離れることになってしまった。

はじめは半分くらいでやめようと思ってたのに、行くたびに顔を合わせる同期とか班長に情が湧いてしまって、結局スケジュールこじ開けてまで来てた。

残り5日で来れなくなったのが本当に無念。

誰に向けて書いてるのかも分からないけど、吐き出して切り替えたいので書く。

細かい内容には触れんから許してもらえるかな。

 

仕事しながら大学通って、どこかで「自分は他の大学生とは違う」とか奢ったこと考えてたけど、そんな考えは45日間で変わった。

「襟立ってるよ」「鉄帽逆」「昼飯持った?」同期・班長に声かけられて何度助けられたことか。

自分、全然できんやつやないかって気付かされた。

と同時に、人のミスにも寛容になれた。

自分の語彙力では「助け合う大切さ」とかいうありがちな言葉でしか表せないけど、それ以上に大きくて深くて、多くのことを教えられた。

 

人の指揮見て、「なんでそんなこともできんのや」と思ってたことを、いざ自分が前に立ってやろうとすると、言葉が出てこなかった。

いろんな立場に立たせるシステム、本当によくできてるなって思う。

 

できない奴って自覚するようになって、助けるようになって、助けてもらえるように振る舞おうと思った。

ありがとうってめっちゃ言うようになったし、本当にありがとうって思うようになった。

 

でも、全体の前に立って指揮するとなると、八方美人ってわけにもいかなくなってくる。

四方八方から飛んでくる意見、全部飲もうとして迷惑かけた。

自分もそんなできてないのに、人を従わせるの、怖かったけど、喫煙所で「お前の考えてること、間違ってないよ。」って声かけてくれたのが背中押してくれた。

「いい指示出してるから自信持って指揮しろ」って言ってくれた班長、ありがたかった。

最後まで自信あるふり、できんやったんはごめんなさい。班長

 

いつでも最善の決断することなんかできんけど、よく考える責任はある。責任。

 

自分が下になる時は、責任持って下された決断は尊重しようと思った。

決断をかき乱すよりも、素早く指示に従った方が、最善ではなくても良い結果につながることの方が多い。

 

指揮する立場に立っても、同期なのにはかわりない。

何を勘違いしたのか、役職ついた途端横柄な喋り方とかする人も見てきたから、そこは意識した。

「岩間、毎日トイレ掃除してるな」って、もし真意が伝わってたなら嬉しい。

 

一旦ここまで。ESやべえ。

 

♪Ram Head『やってやんぜ』

書く

話すのが苦手な人、無口な人、ボーッとしてるとか思われがちだけど、そんなことない。

話すのが苦手な人に限って、間が怖くて薄っぺらいことをペラペラ喋ってしまったりする。

無口でボーッとしているように見える人も、じっくり話してみると、すごく思慮深い人だったりする。

 

 

人の目を見て話すのが苦手だった。

「目を見たら分かる」って、感情を決めつけて、与えて、押しつけてくる先生が怖かった。

今でも、平気なふりしてるけど、思ってもないことばかり話してしまうことがある。

何気ない会話を振り返って、自分の言葉選びを後悔したりする。

 

 

書くことが好きだ。

自分の感情に近い言葉をじっくり選べるから。

勘違いは悲しい。

 

「なんかいいな」

口に出すと一つでも、文字だったら、良い・好い・善い・宜い・吉い・佳い

使い分けられるひとになりたい。

 

口に出した言葉は残らなくても、書かれた言葉は残る。

ペラペラ話すだけじゃなくて、自分の感情に近い言葉を書き残したい。

 

 

フジファブリックの「茜色の夕日」聴きながらそう思った。

無題

大津から帰ってきて、ここ数日めちゃくちゃ寝て、めちゃくちゃダラダラした。

アラームかけずに寝れるの最高だ。

元気なつもりでも、数日間寝倒すと露骨に精神状態変わるから、睡眠ってやっぱ大事なんだな。

 

大津ではコンビニでシュークリーム買うくらいしか金使うことなくて、久しぶりに口座見たら結構な額たまってたので、冬服買いに行くことにした。

キャッシュレス5%還元に見事に誘導され、現金信者の信念(?)捨てて、カードでポンポン買う。

金が減っていくのが目に見えないのはやっぱり怖い。

プリペイド電子マネーにしたい。

使うごとにレジでチャージしてたらキャッシュレスの意味ないけど。

 

たまゆら、ワークマン、ロイヤル、ユニクロまわった。

微妙に距離離れてるからいちいちバイクのメット被るのがめんどくさい。

イオンモール伏見とか作って、ドカタ館作ってくれたらいいのに。

 

前から黒の綿100の作業ズボン探してて、やっと見つかったので満足。

最近作業ズボン流行っとるみたいだけど、ネットで見てたら7000円とか平気でする。

金ない人の格好真似するために、ボンボンの大学生が金かけてたりするの、滑稽で痛快だな。

4軒まわって、使ったの1万ちょっと。

コンビニでコーヒー飲んで帰った。

スタバとディッキーズよりファミマとワークマン。

MIDI鍵とAbletonが欲しいんだ。

 

今週1週間は仕事も休み。

メールボックスの「本選考受付開始」の文字がうるさい。

ES書かんと。

 

Dream Fighter

夢持ってないと現実とのギャップに苦しむことなどできない。

夢なんて持たなくてもいいと思うけど、せっかく持てた夢なら「苦しいから」なんて理由で捨てるのはもったいなすぎる。

 

部活の走り込みで、息切れて、しんどくて、でも自分だけ手抜くのは嫌で、なんとか走りきった後には、言い換えようのない達成感に包まれた記憶が頭の中に強く残っている。

しんどいしんどいって言ってるのも、どうせ後からくるご褒美へのフリだ。

 

PerfumeのDreamFighterを聴きながら考えていた。川尻対青木の煽りVで初めて聴いたとき以来、幾度となく力をくれた大好きな曲。

「最高を求めて 終わりのない旅をするのは きっと僕らが 生きている証拠だから 現実に打ちのめされ倒れそうになっても きっと前を見て歩くDream Fighter

夢も希望もなんもない期間を経てから聴いてみて、もっと好きになった。

苦しめてるだけ、幸せなんだ。

命日

命日にしか帰らない出生地に今年も帰ってきた。

今年も例のごとくかんかん照り。

晴れ男だったからな。

 

 

帰ってくるたびに少しずつまちは変わっている。

駅前はどんどん発展している。

なんか近代的なケンタッキーが改札の真ん前にできてて驚いた。

 

 

電柱の張り紙だったり、漂ってくるゴムの匂いだったり。怪しい宗教の看板だったり。

デカいビルとかより、案外そういうしょうもないものの方が記憶に残っているもので、その辺は手付かずだったりしたのが少し嬉しかった。

 

正直、このまちにあまりいい思い出はないが、そういう景色を見つけると、「懐かしい」っていう、良いとか悪いとか関係ない想いがつのってきて、「地元」ってこういうことなのかなとか思う。

 

ヨボヨボの爺さんがやってた豆腐屋、まだやってた。

三日坊主を7セットくらい繰り返して挫折した朝のランニングで走ってたコースはなんも変わってなかった。

半開きのシャッターを潜らないと入れない脱法ドラッグの店が某政党の事務所に変わっていた。

団地の壁のくすんだ外装には、最近張り替えられたであろうオレンジのパネルは浮いて見えた。

突然転校していった友だちの家の跡地を見て、この年齢になったからこそ見えてくる事情がある。

 

近所の人に会うのが怖くて、家には帰れなかった。

なんで怖いんだろう。

 

墓掃除の手順、何度やっても覚えられない。

というか、興味がないのかもしれない。

気持ちがこもってればそれでいいと思う。

がんばりますって言ってきたので、がんばらないと。

夕陽

「この曲聞いたらあの時のこと思い出す。」

「この景色見るとあの時のこと思い出す。」

なんてこと、あると思う。

 

今日、バイト中にボーッと夕陽見てた時に思い出したことがあった。

富山から帰ってきて、鴨川でボーッとしてた時のこと。

夕陽なんて、ほぼ毎日見れるはずなのに、思い出したのは2ヶ月前のことだった。

意外とボーッと夕陽を眺めること、少ないのかもしれない。

 

 

次に今日のことを思い出すのはいつになるんだろうか。

試練が迫ってきて、これでいいのかわからなくて、怖くて、自信なくて、でも飛び込むしかなくてっていう今の気持ちを。

なんて考えながらボーッとしてるうちに夕陽は沈んでいた。

 

次に思い出す時には、ちょっとはスッキリしてるといいな。

いや、もっと悩んでたほうがいいんだろうか。

この先も、夕陽を見て過去を想うことを幾度となく繰り返していくのだろう。

少しずつ変わっていく考えを、ボーッと重ねていければいいな。

 

 

飲み会の島と島の間で、積もっていく吸い殻を眺めながら書いている。

飲み会で積もっていく吸い殻を見ながら、10年後の自分は何を想うのだろう。

積もってないのが一番だな。