親って大変なんですね
5月6日
ゆっくり寝たつもりが、起きたらまだ7時過ぎ。
昨日はベッロベロになって帰ってきて、風呂も入らずそのまま寝てしまったけど、朝起きたらきっちり蚊帳の中で寝てて、自分のビビリ具合が面白かった。
今日は久しぶりに予定が何もない日。
朝から風呂入って、朝飯食べて、たまってたブログの編集をずーっと。
玄関にタケノコが置いてあった。
お隣さんにもらったらしい。
そうこうしてるうちに、昼になって昼飯を食べて。
仕事から帰ってきたお義兄さんも、タケノコをもらってきた。
食卓の上には、以前もらったタケノコがまだ置いてある。
当分タケノコには困らなそうだ。
午後からは大阪に帰る母を姉夫婦が金沢まで送るという。
車の定員オーバーで自分は留守番。
雨が降る予報だったので、バイクでついて行くのも断念。
持ってきた本を読むことに。
寝っ転がって本読んでるうちに、姉から電話がかかってきた。
「晩御飯なにがいい?」
「んー、考えてなかったなぁ」
「何系?」
「洋食かなー。冷蔵庫に卵いっぱい余ってたしそれ使ってなんか、、、」
「外食したい?家で食べたい?
「それは作る側の都合もあるから任せるわー」
っていう会話の後、電話口の姉が明らかにイライラしだして、よくある「男のイライラする言動」みたいなのを思い出した。
必ず出てくる「なんでもいいよー。」
さっきの自分、遠回しではあったが、「なんでもいいよー」と言っていた。
ハンバーグとか適当なもの言っといたほうが姉的には楽だったんだ。
結局、晩御飯は焼肉を食べに行くことになった。
隣の市の焼肉屋まで車で30分。
住んでいる市にも焼肉屋はあるらしいが、高いし店員の態度がめちゃくちゃ悪いらしい。
なにを売りにしてるんだその店は。
店に着いた直後、甥っ子がぐずりだした。
オムツ替えのタイミングだったみたい。
オムツと甥っ子を抱えて、姉がトイレへ。
しばらくすると姉が帰ってきて
「ここ、なかったわ。」
オムツ替え用のベッドがなかったらしい。
結局姉は車までオムツをかえにいった。
オムツ替え用のベッドが店にあるかないかなど、子どもがいない自分は気にしたこともなかった。
ないとちゃんと不便なものなんだと思い知らされた。
オムツ替えて戻ってきた後も、姉夫婦は交代で甥っ子をあやしながら焼肉を食べていた。
身近に子どもができて、幼児連れの苦労みたいなものを知れるようになったのは本当にいい経験だなと、最近よく思う。
帰りの車中、再び甥っ子がご機嫌斜めに。
全く泣き止まない。
あやしてもあやしても泣き止まないので、姉は一生懸命あやすのはやめて、時々様子を見る程度になった。
一生懸命赤ちゃんをあやし続けてた見知らぬお母さんが、突然赤ちゃんにブチ切れだしたのを見たことがある。
「時には手を抜くのも必要。」ということは何に関してもよく言われる。
しかし、自分の子どものこととなると、一生懸命になりすぎてパンクしてしまう人も多いんじゃないか。
とか生意気なこと考えた。
そうとは言っても、マンションに住んでいたら近所迷惑にならぬよう、なんとか急いで泣き止ませなければならない事も多いはず。
近所迷惑とか気にせず、のんびり構えられるのは、田舎のいいところかもしれない。
それにしても甥っ子、本当に泣き止まない。
ずーっと泣き声を聴いているのは、いくら甥っ子とはいえどいい心地はしない。
聞き流す技術も必要なんだろう。
仕事で嫌な奴と付き合わざるをえない時とかと一緒だなとか、そんなもんと一緒にしていいのかなとか考えた。
色々試した結果、自分はパトカーのサイレンをきいているつもりにするようになってから、気にならなくなった。
勢いよく泣く時もあれば、静かになる時もある。
その抑揚が、パトカーのサイレンに似ていると思った。
感情のこもった人の声ではなく、音だと思い込む。
「泣いてどうにかしようとしてる」とか考えだすと腹が立ってくるから。
こんなこと考えてる時点で、親になれる精神年齢じゃないな。
「姉」がしっかり「母」になっているのは少し前まで変な感覚だったが、今はもう違和感もない。
時の流れを感じる。