葵祭
京都の大学に通い始めて4年。
思い返せば、大学生っぽいことも、京都っぽいことも満足にしてこなかったなと。
というわけで行って参りました、葵祭。
こないだ久しぶりに見た鴨川ホルモーの影響も少なからず。
毎年、授業だバイトだで行けなくて、初めて。
葵祭の起源とか、この人はどういう役割で…とかは他で腐るほどやられてるはずだから、高大一貫、エレベーターバカの自分がいちいち説明するような無謀な真似はしません。
朝10時半に行列がスタートするということなので、10時ごろ、京都御所に到着。
朝イチはドン曇りだったけど、御所に着く頃にはまぁまぁ晴れた。
観光バスやら、偉い人乗せてきたっぽい車がズラーッと。
早めに来たから全然人がおらず、一番前のいい位置陣取れた。
と、思ったら、こっちがメインじゃなかった。
牛不人気、馬大人気。
こっからさらに移動して、幼稚園児ゾーンの後ろを確保。
園児ゾーンには伏見とか、深草とか書かれた張り紙も見受けられたので、かなり広範囲から招待してるよう。
「○組さんはこっちー」とか言われながら寿司詰めにされていく。
脱いだ靴は雑にゴミ袋へ。
10時半、いよいよスタート。
偉い人っぽい人たちがゾロゾロと歩いていく。
真ッピンクというか、桜色というかの装束を見て近くのおばちゃんが、「これはないわ〜。」と、辛辣な一言。
平安貴族もトランシーバー駆使する時代。
ピンク貴族、トランシーバー貴族が通り過ぎた後から、急に装備がショボくなった。
威厳のあるおじさん中心から、若い人中心に。
前で見てたおじさんが「あ、このへんからアルバイトやな。」と
あぁ、なるほど。
そこからは、大事そうな箱持ってる人が通ったり
でっかい傘持ってる人や
牛車
そして主役の、「斎王代」
「斎王(未婚の内親王)」の「代わり」で、斎王代っていうらしい。
かつては本物の斎王さまがいらっしゃってた。
ってアナウンスで言ってた。
京都市内の一般人女性から選ばれてるらしいけど、莫大な費用を負担しないといけないから、お金持ちの家の人しかなれないらしい。
馬に乗ってる女の人。
前のおじさんが、「馬乗り女っていうねん。」ってずっと言ってた。
そんなストレートなネーミングするもんかと思って調べてみたら、「駒女(むなのりおんな)」だった。
惜しい、おじさん。
時代祭りの時も出動されてる、馬糞処理係の方々。
いつもありがとうございます。
そして行列は、めでたい軽トラでフィニッシュ。
みんな、そそくさと立ち上がる。
くぐり抜けおばあちゃん
下鴨神社へ向かう。
丸太町通は激混み。
裏道へ回避。
鴨川沿いまで出てきた。
みんな、上のでかい道使ってるのか、めちゃくちゃすいてる。
平均年齢高めの飛び石。
みんな、「よっこいしょ」言いながら渡る。
下鴨神社で、またまた激混み。
「社頭の儀」を見るのは断念。
人混みはやっぱり得意じゃないな。
終着点の上賀茂神社に向かうことに。
前に、先輩に連れて行ってもらった喫茶店の前を通ったので、昼飯食うことに。
メニューがブラジル語で、間違えてホット頼んでしまった。
あちい。
再び鴨川へ出る。
行列が上賀茂神社に来るまで、3時間くらい時間があったので、芝生に座ってボーッと。
またまた前に先輩に教えてもらった「深夜特急」を読む。
行列の到着予定時刻に合わせて上賀茂神社へ。
これはいいとことれたぞ、たぶん。
行列が続々と到着。
鳥居の奥へ。
でけえ傘の人はぐったり。
馬乗り女が美人らしく、みんなでガン見
牛車も無事到着。
帰りの輸送は、その道のプロにお任せ
牛車はトラックに乗ってどこかへ運ばれていった。
引っ越しと、牛車の運搬のご用命は、どうぞ日通へ。
めでたい軽トラは、馬のうんこ袋満載になって到着。
それ用だったのね。
こうして行列は無事みんな、鳥居の中へ
行列が奥に消えた後、何見てるのかわからない時間が20分くらい続く。
みんな、なぜか帰らない。
「もう何も見えんやろ」と言わんばかりの運営側
青い服の方々は、消防局員さんのようで、救急車のサイレンが近づいてくると、すぐに目の色が変わって、支援に向かわれた。
かっこよかった。
本当に何も見えなくなったので、離脱。
平安貴族はバスに乗って帰って行った。
鴨川沿いをぶらぶら歩いて帰る。