すごく日記です

ぶどう園でビニールハウス建て

5月7日

6時頃、のっぺり起床。

目覚ましかけなくても6時台に目覚めるようになってきた。

 

 

今日は、お義兄さんが富山市内のぶどう農園に、ビニールハウス建てを手伝いに行くというので、同行させてもらった。

お義兄さんは、近所のぶどう農園で修行中の身。

ビニールハウス建ては人手が必要で、周辺の農園から手伝いに行くことはよくあるよう。

今日手伝いに行く農園からも、今度集落の農園に手伝いにきてもらうらしい。

 

7時頃、お義兄さんの運転で、集落の農園に師匠を迎えに行く。

その時きいたけど、今日は4時半から師匠とお義兄さんで農薬まきをしてたらしい。

朝早ぇ。

 

車で40分かけて、富山市郊外のぶどう農園に到着。

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でけぇ。

でっかい犬二頭と猫一匹が放し飼い。

 

ナンバープレートと、上半分がない軽トラが走り回ってた。

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上半分は、葡萄の木の下を通る時に邪魔になるのでぶった切ってあるとのこと。

 

 

 

葡萄の中には雨に弱い品種があって、そうした品種は雨にさらされると、身が割れてしまう。

そのため、雨除けのために葡萄棚の上にはビニールで屋根が張られる。

でも、陽に当てないといけない時期もあるので、骨組みだけは年中残して、ビニールをつけたり外したりする。

今日はビニールハウスの骨組みに、ビニールを貼っていく作業をするらしい。

 

見学とかじゃなくて、僕も普通に仕事させてもらえるよう。

作業着着てきといてよかった。

 

 

骨組みにぶら下げられた、でっかいスピーカーから、ウィークエンドシャッフルでのPUNPEEのプレイが無限リピートされてた。

一緒に作業してた人たちは、年齢層低めで、最年長で42歳とか。

サーファーみたいな見た目の人が多くて、最初はビビってたけど、いい人ばっかりだった。

 

 

8時過ぎ、作業開始。

ビニールハウスの谷の部分に登る。

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下から、細く束ねたビニールの端を受け取って1人目が奥へ奥へと骨組みの上を歩く。

進めば進むほど、ビニールの重さがかかって歩くのがしんどくなってくる。

ある程度まで行ったら、待機していた2人目が「登りまーす!」と叫ぶ。

広いから、叫ばないと聞こえない。

奥へ進んでた1人めは一旦ストップ。

2人目が谷に登って、ビニールを持つ。

「オッケーでーす!」と叫んで、2人で歩きだす。

その繰り返しで4人くらいがビニールを持って歩いて、ようやく70mほどの骨組みの端まで到達する。

が、いじられキャラの人は一人で半分くらいまで歩かされたりする。

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笑われてるけど、普通にすげえ。

 

 

ビニールハウスに登ってる時は、ほっそい二本の鉄の棒の上でバランスをとる。

これが怖いし難しい。

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さらに、この上でビニール抱えて歩かないといけない。

使えねえ奴と思われたくない一心で、必死に前の人の真似をする。

 

見ていると、カニ歩き派と、普通に歩く派がいる。

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カニ歩きは二本の棒に足が載せれるのでバランスが取りやすいが、ややゆっくり。

普通に歩くのは、両足をそれぞれ一本の棒にのせなければいけないので、バランスは取りにくいがやや早く歩ける。

 

最初はカニ歩きで様子見。

昼前には普通歩きもできるように。

それでも他の人の早さには到底追いつけない。

ビニール運ぶ時、前の人に引っ張られてこけそうになる。

 

 

端までビニールが行き渡ったら、山の部分にビニールを引っ張り上げていく。

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山の頂点くらいまでいったら、反対側の人に引っ張ってもらって、ようやく骨組み全体にビニールがかかる。

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山の向こう側からわたしてある黒いビニール紐を、足場にしてた棒にくくりつけて固定。

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たるんでると、ビニールがパタパタしてしまうので、力いっぱい引っ張る。

この数が多くて、結構な手間。

 

完成

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10時の休憩では、併設してるカフェのオープンテラスみたいなところで、コーヒー、お茶、ポカリとお菓子をいただいた。

お菓子食ってると、放し飼いのワンコが近づいてくるけど、飛び乗ってきたりはしない。

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偉いな、お前。

 

歯医者で遅れてくる従業員さんがいるらしく、その話の流れで、歯の話に。

かつてないほど歯並びを褒められた。

 

 

休憩後も、同じ要領でビニールを張り続け、お昼休憩に。

カフェの中で、買ってきたコンビニ弁当を食べる。

コンビニでビール買ってきてる人が何人かいた。

よくあることなのかと思ったら、師匠は

「あんなやつなかなかいない。」

と苦笑い。

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窓の外に見えるのが、10時の休憩で囲んでたテーブル。

 

こちらの農園では、ワインも醸造されている。

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ぜーんぶ、ここで作られたワイン。

 

カフェの外観

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テラスの奥のソファからの眺め。

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冒頭の一枚も、テラスからの写真。

住みつきたい。

 

ワンコがお昼寝してた。

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昼からも、途中15時の休憩を挟んで、ビニールを張る、張る、張る。

結局、17時までで14棟張った。

予定以上の早さだったらしく、みんなでワイワイ。

ひと段落ついたところで、挨拶をして師匠、お義兄さんと車へ。

 

帰り道、師匠にコーヒーをおごってもらった。

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車中、お義兄さんと師匠が農業の話とか、村の話をされていたけど、全然ついていけない。

窓の外をぼーっと眺める。

集落が近づいてきた頃、僕に

「明日なにすんの?」と師匠。

特に予定はないと伝えると、

「じゃあ、うちでバイトしていくか?」

と、ありがたいお誘い。

明日はお義兄さんが用事で働けないらしい。

喜んで働かせていただくことに。

 

 

師匠を家に送り届けて、帰宅。

ボーッとしていたら、タケノコを剥く任務が与えられた。

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タケノコって、皮剥くとこんなちっさくなるのね。

 

夕食は、こないだ解体した猪で作ったスペアリブ。

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硬いけど、全然臭みは感じない。

美味しかった。

 

 

蚊帳はって、おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

親って大変なんですね

 

5月6日

ゆっくり寝たつもりが、起きたらまだ7時過ぎ。

昨日はベッロベロになって帰ってきて、風呂も入らずそのまま寝てしまったけど、朝起きたらきっちり蚊帳の中で寝てて、自分のビビリ具合が面白かった。

 

今日は久しぶりに予定が何もない日。

朝から風呂入って、朝飯食べて、たまってたブログの編集をずーっと。

玄関にタケノコが置いてあった。

お隣さんにもらったらしい。

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そうこうしてるうちに、昼になって昼飯を食べて。

仕事から帰ってきたお義兄さんも、タケノコをもらってきた。

食卓の上には、以前もらったタケノコがまだ置いてある。

当分タケノコには困らなそうだ。

 

 

午後からは大阪に帰る母を姉夫婦が金沢まで送るという。

車の定員オーバーで自分は留守番。

雨が降る予報だったので、バイクでついて行くのも断念。

持ってきた本を読むことに。

 

 

寝っ転がって本読んでるうちに、姉から電話がかかってきた。

「晩御飯なにがいい?」

「んー、考えてなかったなぁ」

「何系?」

「洋食かなー。冷蔵庫に卵いっぱい余ってたしそれ使ってなんか、、、」

「外食したい?家で食べたい?

「それは作る側の都合もあるから任せるわー」

 

っていう会話の後、電話口の姉が明らかにイライラしだして、よくある「男のイライラする言動」みたいなのを思い出した。

必ず出てくる「なんでもいいよー。」

 

さっきの自分、遠回しではあったが、「なんでもいいよー」と言っていた。

ハンバーグとか適当なもの言っといたほうが姉的には楽だったんだ。

 

 

結局、晩御飯は焼肉を食べに行くことになった。

隣の市の焼肉屋まで車で30分。

住んでいる市にも焼肉屋はあるらしいが、高いし店員の態度がめちゃくちゃ悪いらしい。

なにを売りにしてるんだその店は。

 

 

店に着いた直後、甥っ子がぐずりだした。

オムツ替えのタイミングだったみたい。

オムツと甥っ子を抱えて、姉がトイレへ。

しばらくすると姉が帰ってきて

「ここ、なかったわ。」

オムツ替え用のベッドがなかったらしい。

結局姉は車までオムツをかえにいった。

 

オムツ替え用のベッドが店にあるかないかなど、子どもがいない自分は気にしたこともなかった。

ないとちゃんと不便なものなんだと思い知らされた。

 

オムツ替えて戻ってきた後も、姉夫婦は交代で甥っ子をあやしながら焼肉を食べていた。

身近に子どもができて、幼児連れの苦労みたいなものを知れるようになったのは本当にいい経験だなと、最近よく思う。

 

帰りの車中、再び甥っ子がご機嫌斜めに。

全く泣き止まない。

あやしてもあやしても泣き止まないので、姉は一生懸命あやすのはやめて、時々様子を見る程度になった。

 

一生懸命赤ちゃんをあやし続けてた見知らぬお母さんが、突然赤ちゃんにブチ切れだしたのを見たことがある。

「時には手を抜くのも必要。」ということは何に関してもよく言われる。

しかし、自分の子どものこととなると、一生懸命になりすぎてパンクしてしまう人も多いんじゃないか。

とか生意気なこと考えた。

 

そうとは言っても、マンションに住んでいたら近所迷惑にならぬよう、なんとか急いで泣き止ませなければならない事も多いはず。

近所迷惑とか気にせず、のんびり構えられるのは、田舎のいいところかもしれない。

 

 

それにしても甥っ子、本当に泣き止まない。

ずーっと泣き声を聴いているのは、いくら甥っ子とはいえどいい心地はしない。

 

聞き流す技術も必要なんだろう。

仕事で嫌な奴と付き合わざるをえない時とかと一緒だなとか、そんなもんと一緒にしていいのかなとか考えた。

色々試した結果、自分はパトカーのサイレンをきいているつもりにするようになってから、気にならなくなった。

勢いよく泣く時もあれば、静かになる時もある。

その抑揚が、パトカーのサイレンに似ていると思った。

 

感情のこもった人の声ではなく、音だと思い込む。

「泣いてどうにかしようとしてる」とか考えだすと腹が立ってくるから。

こんなこと考えてる時点で、親になれる精神年齢じゃないな。

 

「姉」がしっかり「母」になっているのは少し前まで変な感覚だったが、今はもう違和感もない。

時の流れを感じる。

曳山祭

5月5日、城端曳山祭(じょうはなひきやままつり)に参加させてもらった。

 

6時半に近所の方がむかいに来て下さった。

祭りの会場となる、城端の中心地にご近所さんの奥さんの運転で向かう。

姉の集落は城端の外れ、山手側にあり、中心部までは車で15分ほど。

お祭りにはお酒がつきもので、帰りのことを考えて、朝は祭に出ない奥さんや娘さんに車で送ってもらい、帰りもまた迎えに来てもらうのが毎度のことのよう。

 

到着。

立派なお寺で装束に着替える。

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初参加の人には地下足袋が支給される。

厚待遇〜。

エアマックス」ではなかった。

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城端曳山祭では、城端市街地の6ヶ町がそれぞれ曳山をひく。

自分がひかせてもらうのは、大工町の曳山。

姉が住んでいる集落と繋がりがあって、結構昔から助っ人に来ているらしい。

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8時前、ご神像を安置しているお宅まで、曳山がお出迎え。

ご神像をのせる。

ご神像を安置している家を、「山宿」というらしい

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ご神像は、祭りの前日に蔵から山宿に運び込まれ、当日、曳山に乗せられる。

曳山行事が終わった後、再び山宿にご神像が返され、家の人はみんなでご神像と一緒に寝なければならない。

そして翌日、蔵に戻されるとのこと。

 

お神酒で立山をいただいた。

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城端の裏路地。

越中の小京都と呼ばれる。

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が、町の人は「大きく出たなぁ笑」と笑っているそう。

 

 

出発前、出発式が執り行われた。

偉い人の話は、やっぱり誰も聞いていない。

「こないだ身内が事故をして、病院への搬送の付き添いで初めてヘリに乗った」

「あの曳山引いとんの、みんなシルバーセンターから来た人ばっかやぞ。」とかそんな話で盛り上がった。

出発式は令和元年を記念して行われたそうで、いつもはしないという。

大事な節目の年に、快く参加させていただけるのがありがたい。

 

 

8時半ごろ、巡航スタート。

大工町の曳山の先頭をやらせてもらえることに。

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曳山は主に後ろから押す力によって進む。

前で引っ張る人の役割は舵取りがメイン。

 

「後ろ振るぞー!前おさえろー!」と言われた時には、前の人は持ち手のところにのしかかって体重をかけて、後輪を浮かせる。

その間に後ろの人は持ち手を左右に押して曳山の向きを変える。

この逆の、「前振るぞー!後ろおさえろー!」もある。

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曳山の前には、拍子木を持ったおじさんがいて、その人の指示に従って曳山を動かす。

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カチカチと鳴らしたら、スタート・ストップ

カチッと鳴らした後、拍子木を右に振ったら右に寄せろ

といった感じ。

 

曳山は思いのほか重く、車輪から「ギューーッ」とすごい音がする。

この音に、魔除けの効果があるとされているらしく、車輪のベアリングのところに、鳴り板を入れているという。

今年は鳴り板を新調したらしく、すり減り始めるまでは車輪が重いらしい。

 

 

曳山には、子どもが乗せてもらえる。

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町に所縁のある男の子であれば、座れるスペースさえあれば誰でも乗せてもらえる。

曳山の上には、子どものほかに紋付袴の大人が2、3人乗っている。

多分偉い人。

 

9時過ぎには満員になって断られる子が何人かいた。

来年はもっと早くおいで〜。

 

 

曳山の前には町ごとに「庵屋台(いろりやたい)」が巡行している。

みんな屋台と呼んでいた。

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庵屋台の中には、三味線や笛を持った人たちがいて、「庵唄(いろりうた)御所望」と書かれた紙が貼ってある家の前で止まって唄を披露する。

誰でも御所望できるわけではなく、お金を払わなければいけないので、そんなめちゃくちゃ多くはない。

 

中にいるのは、地元の若い衆。

唄も三味線も上手だし、端正な顔立ちをされている方が多かったので、芸事の名家の方が来られているものだと思い込んでいた。

一年中この祭りのために練習していると、地元の人から聞いた。

雨天で曳山巡航が中止になっても、この庵唄だけは多少の無理をしても執り行われるという。

 

 

10時すぎに休憩。

お茶が配られた。

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曳山の上の人にポイポイ投げ上げる。

投げたお茶が曳山に激突して、ヒヤッとしたが、みんな笑っていた。

よく見ると、曳山は結構欠けていたりする。

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昔誰かのお茶、当たったのかな。

 

 

休憩後、再びスタート。

日差しが強くなって、暑くなってきた。

町の中心部に再び戻ってきて、庵唄ラッシュに。

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休憩多いからありがたいけど、屋台の中の人は大変そう。

この祭りでは、町の中心部から東西南北、町の外れまで行ってはまた中心部に戻るのを繰り返して巡行する。

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つまり、あと何回かは庵唄ラッシュがやってくる。

がんばれ、屋台の人たち。

 

 

お昼ご飯時に近づいてきて、子どもたちの降車ラッシュが。

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集落の人たちのあたたかさがひしひしと伝わる光景。

曳山 - YouTube

お時間があれば是非動画で見てもらいたい。

 

 

庵唄ラッシュも終わり、お昼休憩に。

露天の間を抜け、朝着替えたお寺に戻る。

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お弁当と、赤飯、温かい味噌汁。

ビールは飲み放題で、地元のお酒、三笑楽も。

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かつて地域おこし協力隊という制度で城端に住んでいた、横浜在住の方や、高校卒業後、城端を離れたが、最近になってお祭りにまた参加するようになった船橋の方など、色んな方がいた。

関係人口の増加というのはこういうことを言うのだろうか。

 

 

お昼ご飯の後は、露店で地元のビール「城端ビール」を飲んだ。

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自分はあまりビールは好きな方ではないが、ほどよい苦味で飲みやすかった。

 

 

いい感じで酔っ払って、午後の部スタート。

山手に向かっていく。

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城端醤油さんの前

地元の人はみんな城端醤油らしい。

キッコーマンのは辛すぎる」と地元の方。

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ここから、難所にさしかかる。

まずはせっまい登り坂。

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登りきって曲がったら、せっまい路地に。

電線に曳山の屋根が当たりそうに。

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実はこの屋根、折り畳み可能。

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ちょこっとだけスリムになった曳山はまだまだ狭くなる路地を進んでいく。

見物客は、溝の外の安全地帯から見守る。

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屋根畳んでてもギリギリ。

予期せずカメラ目線の乗客様。

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せっまい路地の中で3時の休憩。

ビールと饅頭をもらった。

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「なまがし」といわれるこのおまんじゅう、あんこが入っているが、甘すぎず、ビールとも合う。

 

ビールと饅頭も上にポイポイ。

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ビールが床に激突して泡泡になってたがそれ見てまたみんなで笑う。

お酒も入って笑い声がこころなしか大きくなってきた気がする。

 

前に西成のおじさんに教えてもらったスピード缶潰しを披露したら、他のやり方のおじさんが2、3人現れて、技術交流。勉強になります。

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休憩後も難所が続く。

短い急な登り坂と

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長ーい登り坂

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そこにカーブで追い討ち

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登りきって休憩。5時前。

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腹が減ってきて、たまらず坂の頂上にあった肉屋さんへ。

曳き手ホイホイの好立地。

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カレーパンを揚げてもらった。

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曳山に戻ったら、夜に向けて提灯付けが始まっていた。

食いかけの揚げたてカレーパンをポケットに忍ばせて、作業を手伝う。

せっかく揚げたてなのに。

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5時半頃、7時だった予定が前倒しになって晩ご飯を食べることになった。

カレーパン食わんけりゃよかった。

昼と同じ仕出し屋さんの弁当と、赤飯、味噌汁。

ビールとお酒はやっぱり飲み放題。

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晩飯休憩が終わって、曳山に戻ると「祭り感」が一気に増していた。

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ビルの明かりがない中では、提灯の灯りがよく映える。

 

 

疲れもピークに達し、ここからはほぼ無心で曳山を押し続けた。

途中で、山宿さん家の男性を全員曳山に乗せるという、大事そうなイベントがあったが、なんかあっさり終わった。

 

 

10時すぎ、「ここが最後の見せ場ですよ」と、隣でひいていた地元のお兄さん。

祭りの最後には、町の最南端、坂の一番上で180度ターンをかまして町の中心部近くの蔵に曳山を納める。

その、180度ターンが見せ場とされているという。

 

180度ターンのポイントは、ターンのスムーズさと、方向を変えた後、止まることなくそのまま進み出すことだそう。

 

大工町は、その180度ターンが6カ町の中で一番うまいとされているそうで、曳山を引く人たちも、その自負と意地をもって曳山をひいている。

 

180度ターンのポイントが近づいてくると、おじさん、おじいさんたちのテンションが露骨にあがってくる。

さっきまで半分寝てたおじいさんや、いつのまにか列から離脱してたおじさんが戻ってきたり。

 

180度ターンのポイントまで来た。

一気に回る。

「後ろ振るぞ!前乗れ!」だったので、自分は乗っかってるだけ。

バシッと決まったっぽい。

 

自分たちのターンが終わった後は、他の町のターンをみんなで見ていた。

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「…70点。」

「ありゃあかんなぁ!」

そう言うおじさんたちから町を背負う意地とかプライドみたいなものが感じられてなんかよかった。

 

 

曳山を蔵に納めて、三たび着替えたお寺に戻る。

豪華なお弁当が用意されていた。

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もちろん、ビールとお酒は飲み放題。

大工町の方が、何度もお酒を注いでまわってきてくださった。

助っ人ということなので、すごいもてなされた。

隣に座っていたお兄さんのところに大工町の方がお酒を注ぎに来られた時、「〇〇先生、覚えてますか?△△です。」と、お兄さん。

中学時代の先生と、卒業以来初めて再開したらしい。

そんなことあるんだ。

 

 

6年連続で祭りに出た人は、表彰されて賞品をもらう。

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以前は金の盃をもらえたそうだが、作っていた職人さんがご高齢で作らなくなったらしく、今は商品券らしい。

寂しいな。

 

 

大工町の方が呼んでくださったタクシーに乗って、みんなで集落へ。

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(酔っ払って写真がブレブレ)

 

ジャンボタクシーに初めて乗った。

料金は大工町もち。

ほんとにVIP待遇だ。

何の話をしてたか覚えてないがすごい笑ってた憶えだけある。

 

 

帰り道、一緒に行った集落のおじさんに、

地下足袋、来年も使うから大事に持っとけよ!」って言われた。

酔っ払ってたから言ってくれたのかもしれないけど、すごい嬉しかった。

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蚊帳様様

5月4日

昨日は夜遅くなったのもあって、9時頃起床。

寝袋から顔だしたら、目の前に甥っ子の顔が。

その隣にはニコッとしてるお義兄さん。

イクメンだ。

 

朝飯は食パン二枚。

紫いもジャムと、抹茶ソースみたいなのかけて食ったけど、どっちも美味かった。

抹茶ソースは賞味期限切れてることに食後気づく。

抹茶ソースは違うらしいけど、近所のスーパーはたまに賞味期限切れた品とかも並んでるらしい。

 

11時ごろまでゆっくり。

今日の昼食は外で食べる。

山の向こうの、イワナの美味しいお店に行くらしい。

姉家の車は軽自動車。

昨日から母も来てるので、お義兄さん、姉、母、甥っ子が乗ると僕は乗れない。

水色のハスラーの後ろを、バイクでついていくことに。

125ccのちっちゃいエンジンが山道でうねりをあげる。

そのうちもうちょいデカいバイク買おう。

 

お店のある道の駅に到着。

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デカいバイクばっかり並んでる中、ピンナンはちょっと恥ずかしい。

そういえば、こっちで原付見たことない。

ピンナンも1台くらいしか見てない。

移動手段にはみんな車を使うから、バイクは趣味で乗るものなんだろう。

 

 

 

イワナの握りと山菜そば御膳をいただきました。

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川魚って臭いとか聞くけど、そんなことないし、コリコリしててうまかった。

 

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松崎しげるが飲んで真っ赤になってたお酒がお店に置いてあった。

この辺のお酒らしい。

 

 

帰り道、寄り道してみんなで合掌づくりの集落を見学。

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「歴史民俗博物館」みたいなところでよく見るやつだが、これは昔から人が住んでる正真正銘の本物。

維持費がかさむらしく、瓦葺きに建て替えちゃってるお家も何軒か。

 

 

この辺りではお米がつくれなかったらしく、年貢米を納められなかったそう。

その代わりとして、銃の火薬の材料の、塩硝を作ったり、蚕を育てて絹糸とったりして納めていたらしい。

合掌造りの内部は、そうした活動に適した造りになっている。

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蚕育てる棚(蚕棚)

この地域では蚕のことを「おかいこさま」と呼んで敬うらしい。

 

半袖じゃないと暑いくらいだったが、標高の高い山にはまだ雪が残っている。

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行き帰りの道は、「いつかあんなところバイクで、走ってみたいなぁ〜」って思ってたところまんまだった。

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山々に囲まれて、ゆるいS字やヘアピンが続く。

いいタイミングでケータイから水曜どうでしょうのテーマが流れてきた。

体重を移動させてバイクを傾ける感覚が気持ちよかった。

 

帰ってきて、みんなで甥っ子の初節句のお祝いの買い出しへ。

惣菜とかめちゃくちゃ買った。

甥っ子は1つも食べれないけども。

 

家に戻ってお祝いの準備をしてたら、昨日打ち上げしてたお家から電話が。

まだ飲んでるからよかったらおいでとのこと。

お義兄さんだけかと思いきや、僕のことも呼んでくださってるらしい。

ありがたく、初節句のお祝いの準備が終わるまでの1時間だけ参加させてもらった。

 

 

三たび帰って甥っ子のお祝い。

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昨日の大宴会と比べると、やはり人数が少ない分少し寂しいなと思ったり。

いつかこの家で、3、4世帯で大きなテーブル囲んで、宴会とかするようになればいいな。

 

お呼ばれしたお家でいただいた日本酒がきいて、自分は早めに撃沈。

昨日の夜中目覚めた時に見た、ムカデの影が怖すぎたので、酔っ払っててもきっちり蚊帳張った。

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寝てるすぐそばでムカデがうごめいてるの見たときは、明日にでも帰りたいとか思ったけど、「蚊帳あるよ」と言われたのでなんとか帰らずにすんだ。

虫嫌いな人は田舎暮らし向いてないとか言うけど、それはほんとにそうかもしれない。

自分は蚊帳に救われた。

よいやさぁー!

今日はよいやさ祭りで神輿担がせてもらってきました!

めちゃくちゃ疲れたので、校正甘めで。。。

 

 

7時前に家を出て、歩いて5分くらいのご近所のお家に集合。

お家に着いて、お祭りの衣装に着替えます。

町名が入った手甲がかっちょよかった。

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僕はワークマンで一番安かったペラペラの地下足袋履いてましたが、かかとに空気が入っててクッションのきいた地下足袋履いてる人が多かったです。

通称「エアマックス」。

確かに、かかとの透明の小窓とか、エアマックスそのものでした。

 

着替え終わると一番搾りの缶をもらいました。

朝イチビールたまらんぜ。

 

十人くらいが集合して、そこから二台の車に分乗。

田んぼの真ん中を、爆速プリウスで隣の隣の隣の隣町くらいのお祭りの会場に向かいます。

30分弱かかりました。

集合したお家の方が、お祭りの会場の井波地区に親戚がいるようで、そのつながりで姉の集落からも助っ人に行くみたいです。

壱の輿、弐の輿、参の輿と、三基の神輿があって、僕たちが担ぐのは参の輿。

後ろの方には学生バイトっぽい人も20人ほど。参の輿はいわば、外人部隊の神輿という感じ。

壱の輿とか、弐の輿の気合が入ってギラギラした感じなのを、みんなで「気合入ってるなぁ笑」とか言って見てました。

 

しばらくすると、祭の準備が本格的に始まりました。

 

神輿についてる持ち手だけでは小さすぎるので、木の持ち手を組んでそこに神輿を載せます。

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9時になっていよいよお祭りスタート。

せーの!の掛け声で担ぎ上げます。思ってた三倍重かった。

担ぎ上げたら、「よいやさー!」の掛け声をかけながら、進んでいきます。

地域内の、寄付をくれたお家(?)の前まで行って、神輿をおろします。お酒やお米などの献上品をもらって、その代わりに神職の方が家の人にお祓いと祈祷をします。

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もらった献上品は軽トラの中へ。

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10時、10時20分、11時に休憩がありました。

親方が毎回「20分休憩〜!」て言うのに、いっつも5分でした。親方ジョークみたいです。

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ちょっとキツくなってきたくらいの頃に、午前は終了。

地元の大企業の工場みたいなところに神輿をおろして、みんなで輪になって昼食のお弁当をいただきます。

毎年参加させてもらっている、時代祭の時は毎年赤飯だけなのですが、よいやさはエビフライとか入ってる普通の弁当で嬉しかった。

かすれ防止で乳首に絆創膏貼ってる人見てみんなで笑いました。楽しかった。

差し入れで、一番搾りのロング缶2本いただきました。

酔いがまわるまわる。

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午後イチは、酒がまわったのもあって、それほど苦痛ではなかったのですが、酔いが覚めて、段々キツくなってきます。

やってることは午前となんも変わらないのですが、町の中心から離れてきてるので、一軒一軒の感覚が長くなってきます。

神輿おろせないから辛い。

 

辛さに耐えて耐えて、四時過ぎ、スタート地点に戻ってきて、長めの休憩。

まだゴールではないみたい。

またまたビール二本もらいました笑

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休憩後、家回ってる最中、神輿の担ぎ手の中に最近結婚した人がいるとの事で、みんなで水かけて祝福。

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親方のお父さんが、今年でよいやさ祭り卒業されるということで、そちらも水かけて祝福。

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水かけた後、気が変わったのか、来年からも参加するとおっしゃってました笑

 

 

7時前ごろ、ようやくゴールの井波八幡宮付近へ。

長い石段を登ります。

ここまでくるとみんな満身創痍で、めちゃくちゃきつかった。

 

やっとゴールかと思ったら、まだ終わらなかった。

境内をぐるぐる回ります。

僕らは4周だけでしたが、壱の輿は11周もしてました。

さすがイケイケ神輿だ。

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グルグル回った後は、本殿の前に神輿を下ろします。

神職の祈祷があって、ようやく終了。

初参加の人は神輿によじ登ってゆすって、鈴を鳴らすのが恒例のようで、僕もやらしてもらいました。

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近くの倉庫みたいなところに神輿を納めて、今度こそ本当に終了。

みんなで車で集落に戻った後、朝集合したお家で打ち上げ。

 

めちゃくちゃ豪華な料理。旬のホタルイカが絶品だった。

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ビールサーバーまで。

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用事で参加できなかった親戚の人とか、担ぎ手のご家族とかも集まって賑やかな宴会。

都会の核家族育ちにとって、憧れの光景が広がってました。

 

 

よそ者の僕が参加させていただいたにも関わらず、皆さん本当によくしてくださって、感謝しかありません。

ただ、体がボロボロ。

誇張抜きで人生一きつかった。

でも、

来年も出たいな。

 

猪さばいたり

朝6時半、甥っ子に起こされました。

22歳が7ヶ月に起こされることになるとは。

 

 

朝飯食ってたら、玄関からお義兄さんを呼ぶ声が。となりの猟師さんが、今日さばく猪を軽トラごと置いていってくれました。

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2日前、罠にかかってたそうです。

猟師さんは仕事があると言って、別の車で出かけていきました。

猟師さんにとっては、猪さばくのってそんな一大イベントじゃないみたいです。

 

外で雑に置き去りにされた猪見て唖然としてたら、親子連れが2組ほどと、おじさん1人が来ました。

そのあともう1人来たおじさんが、仕事に行っちゃった猟師さんに代わってさばき方を教えてくれ、猪の解体が始まりました。

※以下、猪の解体中の写真を掲載します。苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皮を剥いで、、、

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足をもぎます

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頭取るにはは骨を切断する必要があるので、セイバーソーで。

解体工してた時、鉄骨とか切るために使ってたセイバーソー。

こんな使い方もされてたのか、お前。

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胴体は、肋骨から肉を剥がしていきます。

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猪の股関節。

「球状関節」とは言いますが、ここまで「球」とは。

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肋骨周りは、肋骨ごと手頃な大きさに。

このまま煮込むと美味いらしい。

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小学生の女の子がモリモリ肉切り分けてました。やるなぁ。

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猪がすっかり肉塊に。

美味しそうですが、近くで嗅ぐと豚肉とかとは違ってやっぱりクセがある。

スーパーで買う豚肉とか牛肉にクセがないのは品種改良の賜物で、昔狩って食ってた肉とかはみんなクセがあったんだろうなぁとか思ったり。

スパイスが重宝されてた理由がわかる気がします。

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ずっとまな板代わりに使ってるこの板は、コンクリ打ちの型枠に使われる板。こんな使い方もされてたのか、お前。

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部位とか分ける事もなく、ポイポイジップロックにほりこまれた肉塊たちは、ご自由にお持ち帰りくださいスタイルでした。

半分くらい持って帰ってもらったけど、それでもまだだいぶ量があって、冷凍庫がパンパンに。

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食べれない部位は、後で畑に埋めて土に返すそうです。

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みんなで片付けして、来てたみんなとさようなら。

後から聞いたら、親子連れのうち1組が姉たちが移住前、移住体験ツアーの時に知り合ったご家族。もう一組はその家族のお友だちで、姉たちも初対面。さばきかた教えてくれたおじさんと、もう1人のおじさんは近所の人で、家族らとは初対面。

挨拶もなく、自然に会話しながら猪さばいてたから全然気づかなかったけど、ほぼみんながみんな初対面同士だったみたいです。猪さばきという強力なコンテンツはコミュニケーションを円滑にするのです。。。

 

 

昨日は着いたのも遅かったので、改めて家の周りを散策。

 

姉宅。大正時代の建物だそう。

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蔵と納屋。前の持ち主が置いていったものが色々と残ってます。ゴミとかじゃなくて、ちゃんと使えるものばかり。

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干し柿の施設?って言ってた建物

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原っぱ

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これら、全部で、50万足らずで譲ってもらったらしい。小枝不動産もびっくり。

更に、移住に際して補助金も出たらしいので、タダみたいなもの。

ただ、これから改修しなければいけないところもあるらしく、それでお金がかかるとのこと。とはいえ、トイレはウォシュレットついてるし、バリアフリーだし、今住む分には全く不便なさそう。

 

 

お昼ご飯食べて、昼からは気まずい名前のスーパーに買い出しに行きました。何がどうなったらその三文字選ぶんだ。

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帰ってきて、甥っ子と姉夫婦と4人で近所を散歩。

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めちゃくちゃいい天気で、甥っ子ちゃんは父さんに高い高いしてもらってご機嫌。幸せの絶頂を迎えた気がします。ひとの人生ですが。

 

 

帰って、車で夜高祭(よだかまつり)という祭を見に行きました。

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綺麗な山車がいっぱい並んでたんですが、この祭、町対抗で鉢合わせた山車をぶち壊し合うというイかれた祭みたいです。

僕らは、甥っ子ちゃんが泣きだしちゃったのと、明日が早いというのもあって、ぶち壊し合いが始まる前に退散。

近所の祭りを見に行くという感じで誘われて、僕も帰ってくるまでそんな感覚だったのですが、後からナビで調べたら11km離れたところまで行ってたみたいです。スケールが違う。

 

 

明日はよいやさ祭というお祭りで、神輿を担がせてもらってきます。

こっちでは10時就寝がデフォ。

夜弱い自分にとっては非常にありがたいです。。。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

富山へ

バイクで富山までやってきました。

僕のバイクは125cc、いわゆる原2なので、高速道路はもちろん、湖西道路などの自動車専用道路も迂回せねばなりません。朝9時に出て、着いたのは17時過ぎ。8時間雨ざらしはなかなかハードでした。帰りは絶対天気の良い日に気持ち良く帰ってやる。。。

 

部屋ごと移動しているような感覚になりがちな車での移動と比べて、バイクでの移動は外界と直に触れ続けるので、「移動してきた」感が強かったです。標高が上がれば寒くなるし、さっきまで工場排煙の匂いがしてたかと思えば、しばらく走れば土の匂いがしてきたり。

市街地を走っていくうちに、段々と商業施設が減って農用地や工場ばかりになり、そのまま山を越えることになることも。そんな事を何度も繰り返しながら富山に向かっているうちに、当たり前のことですが「都会」も「田舎」も繋がっているんだなということを実体験から感じられたのがよかったです。

 

滞在中居候させてもらう姉の家に着くと、子どもを抱っこしたお義兄さんが出迎えてくれました。甥っ子は僕の顔をキョトンと見つめてました。半年に一回会っただけじゃ流石に覚えててくれないか。

ただ、その後遊んでいたら、半年前バイバイした時くらいには仲良くなれました。

変顔でめちゃくちゃ笑ってくれたので、しつこくやってたら、最後めちゃくちゃ泣かれました。ごめんね。

 

姉の家の一角が好きすぎたので一枚。

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レコード再生機、ウイスキーの空きボトルに電飾入れたやつ、マーシャルのアンプが並んでます。このまんま同じこと自分の部屋でやりたい。

 

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寺尾聡とか、安全地帯のレコードに並んで、イエモンの最新アルバムのレコードがありました。最近、アナログ盤が見直されてるそうで、新盤をレコードでも出したりとかがあるそうです。知らなんだ。

あと、レコードプレーヤーもマーシャルのアンプもBluetooth対応。すげえ。

 

明日は七時半から猪をさばくと言われました。

ぽい!田舎っぽいぞ!!

寝ます!!!